無事、お出かけから帰って来られて、こうしてみなさんとまたお会いできるにとても感謝しています。
無事、生きて帰って来れましたが、足が死んでいます(T T)。。
さてさて。。
今回、ゆたママ達が出かけたのは、ヨセミテ国立公園という、アメリカでもトップクラスに有名な公園に出かけたのですが。。
今までにこの公園は、何度も行って来たので、見所スポットはほとんど押さえたし、簡単なトレイルをハイキングしたり、ラフティング(川下り)も経験したことがあったけど。。
今回の「あること」だけは、一生のうちでもゆたママは絶対に経験しないであろう、、と思っていたことに挑戦して来た。
それは。。
ヨセミテのシンボルとも言える、ハーフドームという巨大の岩を登頂すること。
去年、ゆたパパが会社の同僚とその体験をして来て、大変な思いを散々聞かされたので、普段運動しないゆたママや子供達(ゆたパパもそうだけど)には、ハーフドームを登るなんて絶対にムリ!と思っていた。
だけど、去年体験したゆたパパがどうしてもゆたママ達にあの感動を味あわせたくて、いきなりホテルを予約してしまった。ゆたママの心の準備と許可なしに。
でも宿を取ってしまったし、今を逃したら、もうムリかもしれない、と思ったので、しぶしぶついて(連れて行かれた?)行くことに決めた。
その時の気持ちは、昨日の日記に書いた通り。
さて。。
今朝は4時半に起きて、ホテルを5時半前に出発し、ハーフドーム登頂につながるトレイルを出発したのが、6時50分。
この時点で既に眠くて体力が持つかどうか心配なゆたママだった。
でも歩きだしてしまったからには、本当にツラくなるまで諦めずに頑張ろうと思った。
最初の難関はこの滝の横を通る、鬼のような数の石段だった。
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普段、とくにトレーニングをしてないゆたママの足は、既にガクガク(T T)。
さらに、難関は続いた。とにかく登り坂が多くて、高山病の気があるゆたママにとって、少しでも高度が増すと、心臓が苦しくなって、息も切れ切れになるほど辛かった。
そして、3つの難関を超えた先には。。
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遠くでしか眺めたことのなかったハーフドームが目の前に現れて来た。
あんなの登るの?ゆたママ達??マジで怖いんですけど??
ハーフドームのアップの動画はこんな感じ。
あのたったの二本だけのロープが命綱だなんて。。
でも、ここまで来るのに、6時間かけて13キロもの道のりを歩いて来たのだから、頑張って登ってやろうじゃないか!と変な気が起きてしまった(^ ^;。
しかし。。
いざ登り始めてみると、岩肌が滑り易いので、かなり危険だ。
誰かが上の方で携帯電話を落としてしまったのだけど、コロコロ転がっている間にパーツが壊れて行ってしまった。
もし、ゆたママも滑って落ちたら生きて帰れないだろうな、とビビッたりした。
なのに、子供達はどんどんと先に進んで行ってしまう。
ぴかそなんて、あっというまに120mのロープを登り切ってしまった。
なんて怖いもの知らずなんだ??
そして、およそ45分かけて(だって、すごい渋滞だったんだもの)頂上付近まで登って行くと、下りを目指す人から「あと、少しだよ。頑張れ!」と応援してもらった。
そして、やっとの思いでハーフドーム登頂した瞬間、上でくつろいでいる多くの人達から「おめでとう!」とか「良くやったね!」と声をかけてもらったり、拍手をしてもっらった。
まさに、この瞬間だけヒロインになった気分だった(^ ^)v。
こんな見ず知らずのゆたママに、たくさんの人から声援を頂けるなんて思ってもいなかった。
軟弱なゆたママなのに、本当にここまでがんばって歩いて来たもんだ。
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頑張って歩いて、登って来た分、また空に一歩近づけたような気がする。
そして。。
子供達も、本当に弱音を吐かずに頑張ってゆたママたちについてきたと思う。ましんたちくらいの子供なんて他にいないんじゃないの??と思っていたら。。
とても素敵な親子に出会った。
見た目、うちのツインズよりも小さい男の子が居たので「あの子も頑張ったんだね」とゆたパパと話していたら、ゆたパパがその子のお父さんに「彼はいくつなの?」と尋ねたら「明日で10歳なんだ」という返事が。
「おめでとう!きっと彼にとって、最高のバースデープレゼントになったね」とゆたパパが返したら「ホント、そう思うよ!」と嬉しそうに男の子のお父さんが言っていた。
お金さえあればいくらでもプレゼントなんて買えるけど、こういう素晴らしい体験をしたという誕生日の思い出は、そう簡単に与えられるものじゃないと思う。
さっきの応援してくれた人といい、この親子といい、こういうセンスを持ったアメリカ人を見習わないと、、と思ってしまった。
そして、ヒーロー/ヒロインになれた者だけが与えられるハーフドームからの素晴らしい景色をタップリと目に焼き付けて来た。
さて。。
登頂に成功したのはいいが。。
出発地点までに、明るいうちに戻らないといけない。
しかし。。ここに来るまでに、ほとんどの体力を使い果たしてしまったゆたママ達は、無事、スタート地点まで何事もなく帰ることができるのだろうか??